【最新データで読み解く】Windows 11が世界シェアでWindows 10を逆転

2025年08月15日

2025年7月、Windows 11が世界シェアでWindows 10を上回りました。2021年10月の登場から約4年。リリース当初は「まだ様子見」という声も多かったものの、ここにきてついに利用の主軸となるOSへと移り変わった印象です。

StatcounterによるWebアクセスデータによれば、2025年7月時点でWindows 11の世界シェアは約52%、Windows 10は約44.6%と、明確な逆転が確認されています。日本ではすでに4月の時点でWindows 11が優勢となっており、7月には約52.3%に達しています。これらの数値はインストール数とは異なる可能性があるものの、実際に使われているOSの傾向を把握するうえで有力な指標です。

では、なぜ今、Windows 11への移行が進んでいるのでしょうか?その背景について、次のセクションで詳しく見ていきます。


※なお、本記事で紹介するシェア率は、StatcounterによるWebアクセスベースの集計結果です。

 実際のインストール数とは異なる可能性があります。

 

なぜ今、移行が進んでいるのか?

Windows 11のシェアが急速に伸びている背景には、いくつかの明確な理由があります。中でも大きな要因となっているのが、Windows 10のサポート終了です。さらに、最近のパソコンにはWindows 11が標準搭載されていることも多く、買い替えやアップグレードのタイミングで自然と移行が進んでいるケースも増えています。ここでは、こうした移行の背景を整理しながら、ユーザーの動きに注目してみます。

サポート終了が促す移行の加速

Microsoftは、Windows 10のサポートを2025年10月14日で終了すると発表しており、それ以降はセキュリティ更新が提供されなくなります。企業にとっては情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが高まるため、早期の移行が求められています。

延命策として有償の「ESU(拡張セキュリティアップデート)」も用意されていますが、長期運用には不向きで、費用や手間を考慮すると現実的な選択肢とは言えません。そのため、企業だけでなく個人ユーザーの間でも「そろそろ移行しておこう」と考える動きが広がっています。ウイルス対策ソフトや周辺機器の対応にも影響が出る可能性があり、サポート終了は多くのユーザーにとって無視できない問題となっています。

買い替え需要とハードウェア要件

個人ユーザーの間でも、Windows 11への移行は徐々に進んでいます。最近のパソコンにはWindows 11が標準搭載されていることが多く、買い替えのタイミングで自然と移行するケースが増えています。また、Microsoft 365やクラウドサービスとの相性も良く、最新環境での利用を求めるユーザーにとっては移行のメリットも大きいでしょう。

一方で、すべてのユーザーがスムーズに移行できるわけではありません。Windows 11にはTPM 2.0やセキュアブートなどの動作要件があり、古いパソコンではアップグレードできない場合もあります。そのため、「今のままで十分」と考えるユーザーも多く、ハードウェアの制約が移行の足かせとなっているのが現状です。

企業や個人はどう動くべき?

Windows 11への移行が進む中で、企業と個人それぞれに求められる対応は異なります。企業では、業務システムやセキュリティ対策の観点から、計画的な移行が不可欠です。一方、個人ユーザーにとっては、今使っているパソコンがWindows 11に対応しているかどうかが判断の分かれ目になります。サポート終了後のリスクを避けるためにも、今の環境を見直し、必要に応じてアップグレードや買い替えを検討することが重要です。このセクションでは、それぞれの立場でどのような選択肢があるのかを整理していきます。

企業は計画的な移行がカギ

企業では、セキュリティリスクや業務への影響を避けるため、計画的なWindows 11への移行が求められます。
特に、業務システムや周辺機器との互換性を確認しながら、段階的に移行を進めるケースが多く、IT部門の負担も大きくなりがちです。

一方で、どうしてもWindows 10を使い続ける必要がある場合は、Microsoftが提供する有償の拡張セキュリティアップデート(ESU)を利用する選択肢もあります。
ただし、これはあくまで一時的な延命措置であり、長期的にはWindows 11への移行が避けられないでしょう。

個人はアップグレードか買い替えか

個人ユーザーにとっては、「今のパソコンが使えるならそのままでいい」と考える方も多いかもしれません。
しかし、サポート終了後はセキュリティ更新が受けられなくなるため、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まります。

Windows 11へのアップグレードが可能なパソコンであれば、早めに移行しておくのが安心です。
もしアップグレードに対応していない場合は、パソコンの買い替えも視野に入れて検討する必要があります。

まとめ ~ 使っているWindows、そろそろ見直しのタイミング? ~

Windows 11が世界シェアでトップに立った今、パソコン環境の見直しを検討する動きが広がりつつあります。

企業では、セキュリティや運用面の観点から、Windows 11への移行が急務となっています。一方、個人ユーザーの間では、現状のままでも問題なく使えているという声も多く、移行の判断はそれぞれの事情によって異なります。

ただし、Windows 10のサポート終了後は、セキュリティ更新が受けられなくなるため、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まることは避けられません。アップグレード可能なパソコンであれば、早めの移行が安心につながりますし、対応していない場合は買い替えの検討も視野に入れておきたいところです。

今使っているWindowsが10なのか11なのか。この機会に、使用環境を一度確認してみましょう。

 


 

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